北信州ワインバレーと呼ばれるこの地域は中野市を含め、ワインぶどうの栽培に適していると言われています。気候を考えればそれも納得。気候も然ることながら、特別なのはこの土地の人たち。勉強熱心で勤勉な方たちにはただただいつも感動させられる。本社工場の近くにもワイン畑がたくさんあって、その中でも「たかやしろファーム&ワイナリー」の取締役、武田俊道さんにはいつもたくさんのことを教わる。ぶどうの栽培から経営、そして政治に至るまで・・。一途でまっすぐな人たちだから、ぶどうにもたくさんの愛情を注いでいます。

日本には各地にリンゴの産地がある。青森、岩手、山形、福島。中でも長野県は全国第2位の生産量を誇っています。ふじはもちろん、秋映、シナノスイート、シナノゴールドは長野県で生まれた品種。ドライフルーツになっても色や味もそれぞれに違います。深紅色が完熟のしるしの秋映は、濃厚な味わい。ふじに似た色合いのシナノスイートは香りと甘みが強く、酸味は少なめ。黄色のシナノゴールドは歯応えと、少し酸味が際立ちます。お子様から年配の方まで食べていただける、体に優しい味に仕上げました。

壌土といわれる土は、程よく粘土質を含んだ土で、排水性はいいけれど肥料分も保てる果物栽培にとって適した土です。この土と長野の風土は、甘いだけではない果物にとって大事な酸味を残してくれます。ドライフルーツになっても、この酸味が味のポイント。食べ飽きることなく、且ついろいろなお料理にも合う。酸味を大事に残すことが我々のドライフルーツの特徴の一つです。

今日はイチジクのドライフルーツを使ってマフィン作り。イチジクの味を活かすために砂糖は控えめにしました。フレッシュな果実とは違ってふっくら仕上がり、種のツブツブ感がアクセントになります。色々なお菓子作りに大活躍のドライフルーツですが、イチジク以外にも、ピオーネ、プラム太陽はマフィンにとっても相性がいいですよ。

お茶請けは、地域の文化がでますよね。長野は漬物、おでん・・甘いものももちろん。
砂糖がなかったその昔は、栗や木の実がお茶うけにされていたそうです。数あるドライフルーツの中でもお茶に合わせるなら柿。干し柿のようなやわらかいものもあるけど、少し硬めの食感と、口に残る柿独特の味が緑茶の味を一層引き立ててくれます。

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